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アドラー心理学の功罪

悩む女性

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

今回はアドラー心理学の功罪を書いていこうと思います。アドラー心理学は『嫌われる勇気』が慣行されて以来、称賛の声が多くあがっています。

 

アドラーのおかげで救われた。

こんな心理学があるなんて知らなかった。

もっと早くに知れたらよかったのに。

 

はたして、本当に本当に、そんなことを思っているのか。

アドラー心理学はみんなが言うほど、そんなにいいものなのか。

悪い所もあるんじゃないのか。

そこの所を確認していきたいと思います。

 

アドラー心理学の良い所

2人歩く

まずはいい所から確認していきたいと思います。

<自分の人生は自分で決めれる>

アドラー心理学の良い所は、なんといっても目的論(あなたの行動は○○という目的によって動いている)を推している所です。この考えによって、自分の未来は自分で決めているという立証ができ、今がどんなに悪い状況であっても自分が明るい未来を望みその選択をしていれば、必ず明るい未来になるという思考を身につけることができます。

<対人関係をよくするだけで全ての悩みが解決する>

人の悩みは対人関係からのみ生まれてくるという考えから、じゃぁ対人関係をよくすれば悩み解決できるじゃんという発想なので、「勇気づけ」をすることによって対人関係が円滑になってゆく。そしてあなたは幸せになるという構図が出来上がります。

確かに、人は一人では生きていけません。誰かの支えがあって、だれか知らない人のサポートを受けながら生きています。そのことを忘れてはなりません。

<自分は自分、相手は相手>

自分が解決しなければならない問題は自分であって他人ではない。他人が解決しなければならない問題は、他人が解決する問題は他人であって自分ではない。この立場を明確にしているので、人間関係や親子関係で今まで無駄に抱えてきた心の重荷をふわっと軽くできる考え方です。(課題の分離)

子どもが勉強をしなくても、将来困るのは子ども自身であって親ではない。もし子どもが助けを求めてきたら(塾に行きたい!参考書買って!など)、親は援助出来ることを子どもに伝えておく。そうすることで、お互いの関係を良好かつ最大限の結果につなげることができるのです。

 

アドラー心理学の悪い所

言い合い

では悪い所を確認していきます。

<自業自得すぎて人を突き放す>

課題の分離をするということは人を突き放す事にもつながります。「他者の課題は他者の問題であって、私の問題ではない」ではあまりにも冷たい行為であるし、それで本当に良好な人間関係が築けるのでしょうか。人によっては自分の課題に踏み込んでくれた時に、「心のやさしさ」を真に感じることができるのではないでしょうか。

<共同体感覚の途方もない無理感>

人類が繋がっているという考えは机上では理解できるが、現実世界でそれが通用するかといえばなかなかそうはいかないのではないでしょうか。どこかで奪い合いやデモがおきているし、国単位でも戦争をしている。共同体感覚は理想論の中の理想論であるので、なかなか個人の人生に降りてこない気がします。

<目的論の限界>

人にはトラウマというものがあって、昔犬に噛まれて怖い思いをした人はそれが脳に強く刻み込まれ、犬をみたら「また噛まれるんじゃないか」という恐怖を瞬時に思い出してしまうものです。これを目的論的に、『犬に近づきたくない目的のために昔噛まれた記憶を思い出す』なんて風に考えるのはどうもおかしい。これは脳科学でいう『防衛本能』がはたらいたのではないでしょうか。

 

温故知新・不易流行

ジャンプ1

温故知新(おんこちしん)

前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。

不易流行(ふえきりゅうこう)

いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。「不易」はいつまでも変わらないこと。「流行」は時代々々に応じて変化すること。

 

『嫌われる勇気』の副題にもあるように、アドラーは後の自己啓発の源流となる考えを最初に唱えた人です。当時は脳科学もそれほど発展していませんでしたし、今現在明確にわかっている事実が当時はわからなかったという事もあったに違いありません。ですので今考えると「おかしいなぁ」と思う事もあるのだと思います。

現代の私たちはアドラーの考えをどう受け止めればよいのか。ただ単に「すげぇー」とか「いやいや、古いだけでしょ」と言っていれば良いのでしょうか。

これから世の中はどんどんアップデート(更新)されていきます。それに置いていかれることなく自分もアップデートしていけば良いのです。上に書いた4文字熟語にもあるように、自分の中でいいと思ったものにチャレンジして変えていく姿勢が、実は一番いいアップデート方法(oneup)なのではないかなと思います。

 

皆様の明日がoneupできる日でありますように。